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豊島区の新名所 大塚の都電沿線のバラについて

平成31年3月

都電荒川線の大塚駅前停留場から向原停留場までの沿線に、地元の方が手入れをしているバラが植えられています。
春(5~6月頃)と秋(10~11月頃)の見頃の時期には、約700種1100株のバラが咲き誇り、通行人の目を楽しませてくれます。
今でこそ都内屈指の名所となった大塚のバラですが、ここに至るまでには地元の方の大変な苦労がありました。

都電沿線の美化運動

写真 以前の都電沿線は、雑草が生い茂り、プランターや植木鉢、放置自転車やバイクなど様々なものが置かれて雑然としていました。

このままでは街の美観が損なわれると危機感を持った地元の方々が、都電沿線の美化運動を始めました。
伸び放題だった雑草・植物の撤去や、ごみを清掃したりして、きれいにするのに約半年掛かったとか(毎回、2tトラックが一杯になる程の廃棄物が出たそうです)。
美化運動をしているうちに、近所の方も協力してくれるようになりました。

写真 この清掃を行った結果、20年程前に豊島区が植えたバラが100本近く見つかり、このバラを活かした沿線の美化をすることに。

都内屈指のバラの名所に

写真 同コンクールHPより 近隣の商店街や町会の方を中心にしたボランティアによる植栽や手入れにより、都電沿線のバラは整備されていきました。
ボランティアの団体名は「南大塚都電沿線協議会」(小山健会長)。緑のユニフォームが目印です。

平成22年(2010年)には、花のまちづくりコンクール推進協議会(日本花の会など)主催の「第20回全国花のまちづくりコンクール」で、花のまちづくり優秀賞を受賞!
http://www.hananokai.or.jp/c/c4202.html

写真 村山市より寄贈されたバラ「むらやま」。
大塚台公園に植えられています。
日本有数のバラ園である「東沢バラ公園」がある山形県村山市との交流も生まれました。

平成24年(2012年)5月13日には、第1回大塚バラまつりが開催。
フォトコンテストやバラの苗即売会など。
以降、毎年2回(5月、10月)開催されています。

一緒に手入れをしましょう!

写真 雑草取り 現在では、約700種1100株のバラが、都電荒川線の大塚駅前停留場から向原停留場間(約600m)の沿線、TRAMパル大塚(大塚駅南口駅前広場)に植えられています。

南大塚都電沿線協議会の定例作業は、基本的に毎月第3日曜日の午前9時頃からです。
ご興味ある方は、是非一緒に活動をしましょう!
お問い合わせは、南大塚都電沿線協議会のHPからお願いします。
http://www.toden-rose.com/ask.html

ちなみに、私は平成23年(2011年)2月から参加しております。

これからの展望

写真 手入れ中 都電沿線の清掃活動から始まったバラの植栽活動は、地域のボランティアの方々の努力で都内屈指のバラの名所になりました。
現在ではTRAMパル大塚(大塚駅南口駅前広場)内にもバラが植栽され、大塚駅前から向原までバラの道が続きます。

都電の軌道敷きの緑化を含め、都電沿線から豊島区役所、雑司が谷霊園まで、緑の道がつながるよう区への提案を以前からしております。
新たな徒歩のルートが出来れば、沿道の活性化にもつながることでしょう。

南大塚都電沿線協議会の強みは、行政主導ではなく地域の方々が主導して街の魅力を高めるための活動をされていることです。
この活動が長く続くように、直接的にも間接的にも私もサポートをしていく所存です。

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