政治改革/行財政改革
よりよい区民サービスのため、不断の政治・行財政改革を行います
より少ない経費で効果的に区民サービスが展開できるよう、不断の行財政改革は欠かせません。
行政組織の効率性と区民の利便性を高めるよう、行政のDX化を推し進める必要があります。
働き方改革も行財政改革の一環であり同時並行で進めるべきです。災害時などは区民のために休日夜間の勤務を辞さず働く可能性のあるのが行政職員です。平時はメリハリのある働き方を行い、一旦緩急がある時に備えることが肝要だと考えます。
議会についても不断の改革姿勢が問われます。民間や行政が改革を進める中、議会のみが古いままでいる訳にはいきません。時代の変化に合わせながら、より透明性があり信頼を寄せて頂けるような議会にしていかねばなりません。このような思いで、更なる議会改革を推進していきます。
政策
- 行政DX化(公共施設の予約システム一元化・ネット決済実現など)
- 行政組織の効率化と、行政と協働する地域組織の再編
- 「としまイクボス宣言」を活かした職員の働き方改革
- 更なる議会改革推進(全議員での決算・予算審議、委員会のライブ中継の更なる対象拡大など)
ワークライフバランスを推進するための「としまイクボス宣言」
消滅可能性都市との指摘を受けた本区にとって、子育てしやすいまちになることは至上命題です。その強い意思は、2016年に全国初となる「女性にやさしいまちづくり担当課長」を採用したことでも表れています。女性にやさしいまちづくりには、男性の協力は欠かせないものと考えます。
としまイクボス宣言が実現するまで
議会改革の進捗
会派を代表して3期目は議会改革検討会の委員を4年間務め、同検討会で項目案を他会派へ数多く提示し議論をリードしました。
私たちの会派から提示した検討項目案
- 障害者に配慮した議会体制について
- 災害時等非常時の議会の連絡体制について
- 多様な人材を受け入れる議会への取り組みについて
- 一般質問について
- 更なる電子化の推進
- 更なるペーパーレス化
- 決算・予算特別委員会の全議員参加
- 委員会のライブ中継の対象拡大等、更なる情報公開の推進
- 議会傍聴者への資料提供
- 委員会時のお茶出しの廃止
- 議員定数のあり方について
- 議員報酬のあり方について
- 政務活動費のあり方について
- 費用弁償について
- 議会報告会のあり方について
決定事項(令和5年1月6日現在)
- 予算特別委員会・決算特別委員会資料のペーパーレス化(令和2年1月検討会決定)
⇒次回予算特別委員会より本格実施 - 事務局職員によるお茶出しの廃止(令和2年9月決定)
⇒お茶出しを廃止。マイボトル・ペットボトルの持込とする。
・この件は、自民党豊島区議団が最後まで廃止に抵抗。途中で事務局職員が委員会室入口にお茶を置き配布するという折衷案を自民党が提案し、マイボトル・ペットボトルと並行して実施したが、置き配布は自民党しか利用せず。最終的に自民党が折れて、事務局職員によるお茶の用意は全廃されました。 - 一部資料の更なるペーパーレス化(令和2年12月決定)
- 招集通知等、公印の押印は不要とするなど簡略化(令和3年3月決定)
- 議案集・予算書・決算書等はデータ化を併用(令和3年3月決定)
- 机上の筆記用具(紙と鉛筆)出しの廃止(令和3年3月決定)
- 豊島区議会BCP(業務継続計画)を策定(令和3年9月決定)
区HP「豊島区議会BCP(業務継続計画)」 - 「オンラインによる本会議の実現に必要となる地方自治法の改正を求める意見書」の取りまとめ(令和3年9月決定)
区HP「意見書」 - 各議員への緊急連絡網の決定(令和3年9月決定)
- 一般質問時における残時間表示について(令和3年9月決定)
⇒本会議での一般質問時に、壇上へ発言時間の残時間を表示した時計を設置することを正式決定 - 委員会のライブ中継の対象拡大等(令和4年5月決定)
⇒ライブ中継の拡大は、次回システム改修時に常任委員会への導入を検討することで一致 - 議員手帳の廃止(令和4年7月決定)
⇒各議員へ毎年配布されていた議員手帳を廃止することになりました。3年11月に議題に上がり、その次に行われた4年1月の検討会で自民党豊島区議団以外が廃止で一致していました。しかしながら、自民党の合意が中々得られず、半年以上掛けてようやく合意できました。 - AIを活用した音声自動文字起こしによる字幕表示について(令和4年7月決定)
⇒AI字幕表示を将来的に導入、次回システム改修時に導入を検討することで一致 - 議場の傍聴席に子連れ可能なスペース(防音)の設置について
⇒ハード面の整備は難しいということで一致(令和4年9月決定)
⇒傍聴へのハードルを下げる方向性を全会派で共有(令和4年11月決定)
・これまでも乳幼児等同伴での傍聴を妨げていないことから、区議会ホームページで乳幼児等同伴での傍聴へ柔軟に対応する旨の周知などを行うことで一致。 - 費用弁償について(令和4年12月決定)
⇒既に行っている議会開会日等の費用弁償の廃止の趣旨に鑑み、区域外に旅行した場合の旅費・旅行雑費・宿泊料・食卓料などの規定や運用を整理
・議会開会日等の費用弁償については既に廃止していましたが、区域外に旅行した場合の旅費の取扱いや宿泊料などの規定に積み残しがあることを私たちの会派で問題提起し、基本的には旧来の費用弁償と同様のものは廃止し宿泊料は実費精算にするなどの整理を行いました。 - 議会傍聴者への資料提供(令和4年12月決定)
⇒委員会資料につき、閲覧用資料・配布用資料(有料)があることを傍聴者へ周知する。また、委員会室で傍聴者が閲覧できるファイル(無料)を用意する。なお、従来通りコピーが必要な人は有料で対応する。
・委員会の傍聴者には資料が有料で提供する仕組みがあったものの、そもそも傍聴者に資料が有料でコピーできる仕組みがあることが必ずしも周知されていないこと、有料でなくても資料の閲覧を可能にしないと委員会審議が分かりづらいこと、などの課題があり、私たちの会派から提案。検討の結果、現状は紙ベースの資料提供以外の方法は現実的ではないという結論になりました。個人端末での資料閲覧など、ペーパーレスの方法を今後も研究するという方向性も全会派で確認しています。
その他、提案があったものの合意できないことを結論とした項目が多数あります。
私たちの会派で提案していた、決算・予算特別委員会の審議を全議員参加で行う、という項目も合意を得ることが出来ませんでした。
現状、豊島区議会では半数の議員が2年ごとに決算・予算特別委員会へ参加しています。この方法だと、いわゆる1人会派は2年に1度しか議論に参加することはできません。議会の中でも最も大事といっても過言ではない決算・予算の議論をする場には全議員が参加できるようにすべきと考えています。
旧庁舎では物理的な制約から全議員参加の審議が不可能でしたが、新庁舎では少なくとも物理的な制約はなくなりました。
全議員での審議だと各会派の1人当たりの持ち時間が十分ではなくなる、という懸念も聞かれましたが、これは各会派の運用で解決できるのではないかと考えます。
急な変更は難しいかもしれませんが、今後も各会派で多角的な議論をして頂きたいことを要望しました。
議員報酬のあり方、政務活動費のあり方、議会報告会のあり方、などは検討会で審議する時間が足りず、事務局で調査した特別区の状況等の資料の共有と、提案した私たちの会派の提案理由説明などに止まりました。これらの課題も来期以降も各会派でも検討することを望みます。